自社サイトのコンテンツSEO:商品ページ・カテゴリページ・ブログページのキーワード配置と内部リンク
1. 3種類のページのキーワード分担:まず意図を分ける
Googleは検索リクエストを3つの意図に分けます。情報型、ナビゲーション型、取引型です。自社サイトにはちょうど3種類のページが対応するので、混ぜると消耗します。まずサイト全体を棚卸しし、既存ページを意図ごとに振り分けてから配置を考えます。
| ページの種類 | 対応する意図 | メインキーワードの特徴 | 典型的な検索例 |
|---|---|---|---|
| 製品ページ | 取引型 | 型番語、仕様語、buy/price | XSR300 高圧洗浄機の仕様 |
| カテゴリページ | ナビゲーショナル型 | カテゴリ語、用途語、国名語 | 農場向け業務用高圧洗浄機 |
| ブログページ | 情報型 | 疑問語、how to、what is | ポンプシールはどのくらいの頻度で交換すべきか |
判断基準は1つです。ページのファーストビューに「問い合わせ」「カートに入れる」「仕様書をダウンロード」があれば、それは成約ページであり、教育の役割を負わせるべきではありません。ファーストビューが文字だけでコンバージョンボタンがなければ、それは教育ページであり、成約語を直接取れると期待してはいけません。サイト全体のコンテンツ棚卸しを一通り実行し、まずずれているページを洗い出します。
2. 商品ページ:メインキーワードをどこに置き、本文をどれだけ書くか
商品ページのSEOの重心は本文の長さではなく、項目の網羅性にあります。Titleの最初の60文字、H1、meta description、Product Schemaの4か所にメインキーワードを入れ、本文中には自然に2〜3回出せば十分です。10回以上詰め込まないでください。
| 位置 | 書き方 | 長さ | よくある誤り |
|---|---|---|---|
| タイトル | 型番 + 仕様 + ブランド | 60文字以内 | ブランドを先頭に置くと枠を無駄にする |
| H1 | 型番の正式名称を1回 | 70文字以内 | H1とTitleが完全に重複 |
| メタディスクリプション | 型番 + 訴求点1つ + CTA | 120〜160文字 | 「お気軽にお問い合わせください」だけで情報がない |
| 本文 | 3段落:仕様、用途、認証 | 300〜600文字 | ページ全体をパラメータ表だけにして文章がない |
| 商品スキーマ | name、sku、brand、offers | 項目がすべて揃っている | 価格がページと一致しない |
场景示例:XSR300 高压清洗机を販売する場合、Title は「XSR300 3000PSI Commercial Pressure Washer — ブランド名」、H1 は「XSR300 Commercial Pressure Washer」とし、本文は三段で仕様、農場と工事現場の二つの用途、CE と IP55 認証をそれぞれ説明します。仕様は表にまとめ、段落で書かないことがE-E-A-Tシグナルにも役立ちます。
意外に思われるかもしれませんが、製品ページの本文は長ければよいわけではありません。2000 字の販売促進文を製品ページに詰め込んだサイトが、かえって 15 位以下に落ちた例を見ています。長文が型番の焦点を薄め、Google がそのページを製品のページなのか業界のページなのか判断できなくなるからです。300 から 600 字に仕様表を一枚添えるのが、B2B 製品ページの有効な範囲です。
三、カテゴリーページ:受け皿となる語と絞り込みパラメータの境界
カテゴリーページは独立サイトで過小評価されている層です。その役割は知識を語ることではなく、訪問者を適切な製品ページへ振り分けることです。本文 200 から 300 字で、このカテゴリーに何が含まれ何が含まれないか、どんな用途に向くかを説明し、すぐに製品リストを出します。
| やり方 | インデックスを残す場合 | noindex にする場合 |
|---|---|---|
| 第一階層カテゴリーページ | 残す。200 字の紹介を書く | — |
| 第二階層カテゴリーページ | 残す。150 字の紹介を書く | — |
| 単一軸の絞り込み URL(色=赤) | 独自の検索ボリュームがある場合は残す | 独自の検索ボリュームがない場合は noindex |
| 複数軸の組み合わせ URL | — | 一律 noindex。薄いページの急増を防ぐ |
| 並び替え/ページネーションパラメータ | — | canonical を 1 ページ目に戻す |
事例:クライアントサイトの「commercial pressure washers」カテゴリページ本文220文字。このカテゴリには2000PSI以上の業務用モデルが含まれ、家庭用モデルは含まれないことを説明し、その下に12枚の商品カードを配置。訪問者が「pressure=3000,brand=X」で絞り込むと、URLにパラメータが2つ付く。このURLはnoindexに設定し、canonicalはカテゴリページ自身を指す。絞り込みのUX設計については次を参照製品カタログの検索体験。
絞り込みパラメータをすべてインデックスさせると、製品 50 点・絞り込み軸 6 つのサイトでは、パラメータだけ違い中身がほぼ同じ薄いページが数万枚自動生成され、クロール予算を食いつぶし、肝心のページが上位に上がらなくなります。これがカテゴリーページ最大の落とし穴です。
四、ブログページ:ロングテール語の選び方と内部リンクの本数
ブログページは成約語を狙うのではなく、購入検討段階の疑問語を狙います。テーマはFAQ と People Also Askと競合コンテンツのギャップ二つの情報源から掘り、疑問ごとに一本の記事にし、H1 は完全な疑問文をそのまま使います。
| ブログページの種類 | H1 の書き方 | 内部リンク数 | リンク先 |
|---|---|---|---|
| How-to チュートリアル | How to + 動作 | 2 から 3 本 | 関連製品ページ、カテゴリーページ |
| 比較系 | A対B | 2〜4 件 | 二つの製品ページ + カテゴリーページ |
| 定義系 | What is + 用語 | 1〜2 件 | カテゴリページ |
| 選定ガイド | How to choose + カテゴリー | 3〜5 件 | カテゴリーページ + 2 から 3 の製品ページ |
内部リンクのアンカーテキストにはリンク先ページのキーワードを使い、「click here」やURLは使わない。1500字の選定ガイドなら内部リンクを3本置く。カテゴリページに1本はカテゴリ語、製品ページ2本はそれぞれの型番語を使う。内部リンクの網の張り方はこちら内部リンク体系。
直感に反する判断が一つある。ブログページの内部リンクは多ければいいわけではない。1500字の記事に5本を超えると、Googleはリンクファームと解釈し、アンカーテキストの評価が薄まる。健全な範囲は2〜4本で、密度は約400字に1本。
5. キーワードカニバリゼーション:3ページが同じ語を奪い合う場合
3か月運用すると必ずカニバリゼーションが起きる。同じ語をブログ、カテゴリページ、製品ページが同時に狙い、Search Consoleでは3ページの順位が15〜40位の間で揺れる。対処の考え方はこちらキーワードカニバリゼーション。ここでは実行できる判定表を示す。
| ケース | 判断基準 | アクション |
|---|---|---|
| 3ページとも30位以内 | クリックが1ページに集中 | 弱いページはリンク先を変更、主力ページに内部リンクを追加 |
| 3ページとも30位より下 | どのページも反応なし | 1ページに統合し、残りは301 |
| 製品ページが5位以内、ブログが20位 | Googleが取引型と判定 | ブログはロングテールに変更、製品ページは維持 |
| ブログが5位以内、製品が20位 | Googleが情報型と判定 | 製品ページは型番語に変更し、奪い合いをやめる |
事例:クライアントサイトの「hydraulic hose」という語を、カテゴリページ、製品ページ、ブログ記事「Hydraulic Hose Buying Guide」の3ページが奪い合っていた。Search Consoleを確認するとブログがクリックの70%を獲得しており、Googleはこのクエリを情報型と判定しているとわかる。そこで製品ページとカテゴリページのH1を具体的な型番に戻し、ブログは購入ガイドの位置づけを保ち、ブログ内にカテゴリページへの内部リンクを2本追加する。古い記事を更新すべきかはこちら旧記事のリニューアル。
キーワードツールの選び方にも一言触れておく。SEMrushとAhrefsが示すのはテキスト検索量で、ブログのロングテール網羅には十分だが、音声の疑問文の網羅には不足する。実務ではAhrefsで製品ページとカテゴリページの主語を掘り、Google Search Consoleで疑問文を書き出し、AnswerThePublicでPAAの文型を補う。3つのソースを統合して重複を除き、1ページにつき主語は1つだけ選び、残りの語はH2の副見出しで網羅する。
判断基準が一つある。製品ページのタイトルに無関係な語が同時に並んでいたら、例えば「液压管 价格 厂家 批发」のようになっていたら、それはキーワードの詰め込みだ。正しいやり方は、製品ページには型番語を1つだけ残し、価格と卸売という2つの意図はカテゴリページかランディングページに移す。B2Bの買い手は型番を検索するときはスペックだけを見たいのであり、「厂家批发」を検索するときは supplier を探したいのだ。1ページに混ぜるとどちらも得られない。
公開後1か月は大きく変えない。2週間に一度GSCを確認し、8〜15位を行き来しているキーワードを探す。そうしたキーワードは内部リンクを1本足すだけでトップ10に入る可能性がある。いきなりTitleやH1を変えるのは禁物。Googleが新しいページに安定した順位を出すには4〜8週間かかる。まず観察し、それから微調整する。
FAQ よくある質問
商品ページの本文はどのくらいの長さが適切ですか?
カテゴリーページの本文は本当に短いほど良いのですか?
ブログ記事1本に内部リンクは何本が適切ですか?
フィルターパラメータのURLはGoogleにインデックスさせるべきですか?
同じキーワードを3つのページが奪い合っている場合は?
商品ページとブログページで同じH1を使ってもよいですか?
最後に
自社サイトのコンテンツSEOの核心は、ページを増やすことではなく、各ページが1つの検索意図だけに答えるようにすることです。商品ページはブログのキーワードを奪わず、ブログページは商品ページの成約キーワードを奪わず、カテゴリーページは業界白書のように書かないこと。3種類のページがそれぞれの役割を果たし、内部リンクを下から上へ通すことで、評価がファネルに沿って成約へ流れていきます。
導入は3ステップ。今週はサイト全体を一度棚卸しして、ページを情報・ナビゲーション・取引の3タイプに振り分ける。来週はフィルタパラメータ付きURLをすべてnoindexにし、カテゴリページの本文を300字以内に圧縮する。3週目はSearch Consoleで同一キーワードを奪い合っているページがないか確認し、判定表に沿って統合するかキーワードを変える。
覚えておきたい一言。1ページにつきキーワードは1つ、1つの検索意図には1タイプのページだけを対応させる。奪い合わず詰め込まなければ、順位は安定する。
